さて、夏祭りがやってきました。
2024年 全日本カブ耐久の第二戦です。
レース情報
サーキット: 近畿スポーツランド
場所: 京都府宇治の山奥
全長: 750m
レース: 2時間耐久、50ccオンリー
公式サイト: はっぴいえんどプロジェクト
車両の変化点
前回のGW大会では、地面と干渉しそうなステップをしっかりと切り、レッグシールドの端も切ったのですが...地面と熱い接吻ッ...をしてしまうということがわかりました。
もうやむ無し!
究極奥義 17inchを使います。
二度もやったな。
▲ このバイクは普通に公道を走れるバイクです
皆様は"SPC17計画"という言葉に心当たりがあるだろうか。
スーパーカブに憧れた少年少女が、なぜかリトルカブを手にしてしまうことがある。
そうした場合に、やっぱスーパーカブがええんじゃ!!となり発現するビョーキ...。
出典(?): 【カブ】 [SPC17計画] 始動… ~プロローグ~編 : カメと、テツと、ときどき…。
というのは歴史の話。
このブログの著者はプコブルーが好きで、さいしょ2005SPのリトルを購入しました。
だがしかし、スーパーカブのシェルエットが好きでスーパー化したことがあります。9年ほど前に...。
まさかプコブルーのリトルカブを人生で二度も17inchにしてしまうとは。
(SPC17の「スーパーカブみたいな見た目」の部分はやらないけど。ただの17やんけ!)
故・リトルカブ。上のリトルとは別個体。
よく見るとヘンなカブですね。このときは105ccだった。
舞台は一瞬だけ鈴鹿へ
直前まで北海道まわりでうーうー言いながら家に帰ってきて、そっから農道のNSXに乗り換えます。
前日は鈴鹿サーキットでおしごとをして、合間を縫ってつなぎを着て空きスペースで車体チェック。
限界カチカチ社畜マンなのでね...
ハブ付きホイールを中古で買ったんでちょち心配だったんですが不具合なくです。
おしごとを終えたら、そのまま近畿スポーツランドへ。
天空のサーキット
詳しくは前回までの記事を見てくださいになるかもなんですが、このころ推しのV-tuberが卒業発表をしたこともあり、ちょうど絵を趣味にしようと思ってたこともあり、当日朝に事務局でまっきーを借りて奇妙なペイントを施しました。
著者は普段レースチームに゙所属していて、たまにミニバイクや250で走ったりします。
でもスポンサー様まわりや権利まわりのいろいろがありますので、こうやって気楽にやれるのもまたいいものですね。
▲ 相方は学生時代のカブ友達・ライカブ氏
朝一の練習走行で相方に走ってもらってカブのチェック。
6万キロノンオーバーホールのエンジンにしてはちゃんと走るようですが、フロントブレーキワイヤーの戻りが悪いってフィードバック。
確かに、普通のレーサーとは真逆でほとんどフロントブレーキを使わずに乗ってたので気にしてませんでしたがシブい。
個人的には初めて使うタイヤ(BT390)の空気圧が気が気じゃなく、とりあえず前後1.5にして走り出したら練習走行13周で1.58-1.68。このとき路面27.3℃だったかな。
気温が上がることを見越して、冷間で1.65あたりに設定したような。
GASは練習走行前に3L入れておけば足りる。
そして決勝がやってくる
第一セッション。
今回は初めての組み合わせの2人組のため、30分→30分→15分→15分の計4スティント分けで挑む。
アクセルを開けるとリアが逃げる感覚があって、リア中心で曲がっていくような感じ。あとS字の左コーナーでブレーキを残すと滑っていく。
でもBT390ってハイグリップって聞いてて、まさか50ccのカブで滑り出すような軟さじゃないはず。
その原因はレース後に判明しました。
空気圧不足でたわみが出て、そのズレの感覚が滑り出しと似てたっぽい。
温まって1.85とか、それくらいがいいのかなぁ。
そしてフロントサス。
これもエンジンと同じく16年 6万キロノンオーバーホールの骨董品。
17インチにしてバンク角が増えたぶん、踏ん張りが効かなくてドキッとする場面が。
とくに3コーナーの途中にあるGAPを踏むと、切れ込んで転倒しそうになります。腕力で抑えて走行。
あとはスプロケがあと1Tか2Tショートだなぁ。
TOPスピードは除草が足りなくて62-3くらいだった。
そんなことで無事完走しまして、なんと今回はFIクラス10位/19台でした。
ハンデがあるとはいえ初めての高リザルト。
2時間で94.8km走りまして、単純に平均時速は47.9km/hってところです。
人間的にはまだまだ17インチの挙動に慣れず、全く倒し込むことができませんでした。
どの乗り物でもそうですが、倒し込みが甘くて身体を張って無理に曲げようとしてしまうから腰が痛くなるんじゃないかなと。
これに懲りずにうまく乗れるようになりたいですね。
おまけ
あつまれ、痛車の森。
まさかの湊あくあかぶり。
勝手に協賛
カメラメン山田さん、毎度お写真ありがとうございます。
参考記事
初参戦: 全日本カブ耐久レース参戦記 - 青パーカーの書き散らし
'24第一戦: 全日本カブ耐久2024GW大会 - 青パーカーの書き散らし
'24第二戦: この記事
'24最終戦: 全日本カブ耐久2024 最終戦 - 青パーカーの書き散らし