分解が終わり、さて掃除だ組み立てだとはいかず、まずはガスケットを剥がさなければなりません。
試しにスクレイパーでゴリゴリやってみたのですがどうしてもシリンダーの固着が激しくて剥がれませんでした。
しかもガスケットリムーバーはいまだ届かず。
腰下の組み込みもクランクケースの清掃が終わらなければできないので、とりあえずはクラッチを組み立てることにしました。
クラッチを構成する部品。
余談ですが実は私はマニュアル車の仕組みというものをあまり理解しておらず、カブの操作感がものすごく簡単なものですから「MTもこんな感じかー」と腑抜けたことを考えていました。
レバー握って吹かして発進なんてなんだかめんどくさそうですねぇ...
新品のフリクションディスクです。
ナナカンパニーさんを利用させていただきました。
これは50のスプリングです。
17mmほどありますが90のスプリングに交換します。
90のスプリング。
18.1mmくらいです。
正直スプリングを交換すると何がどうなってどこがどう良くなるのかはわかっていないのですが、とりあえずクラッチを組んでみることにします(^^;
スプリングをセット。
ドライブプレートをセットして...
ネジを締めます。
クラッチダンパースプリングはこうやってプラスドライバーで押し込みました。
クラッチプレートAを取り付け、小さい方のバネをはめます。
ドライブギアアウターとクラッチセンターを組み込みこんで...
ディスクはオイルをたっぷり塗ってから組み付ける。
クラッチプレートBを取り付けて...
でっかいリングを取り付けて完成!!
冗長になってしまいましたが以上が組み立て手順です。
スプリングがあることによってクラッチが繋がっていることと、それを強化することによってフリクションディスク同士の接続を強固なものにすることができるってのはわかったのですが、正直どうやってクラッチを切っているのかが分からない。
自動遠心クラッチのカバー自体を押すことによってプライマリードライブギアとクランクシャフトの接続を切っているらしいってのは大体分かるのですが、肝心の切断点が分からないのです。
・・・まあいいか...
とりあえず今回の分解と組み立てで大体の動力伝達方法がわかったので、一体どうやって動力が伝わっているのかをクランクシャフト側から見てみます。
以下の通り。
クランクシャフト -> ドライブプレート(ウエイトが付いている板) -> フリクションディスク -> クラッチセンター -> ドライブギアアウター -> プライマリードライブギア -> プライマリードリブンギア -> ...(2次側へ)専門用語が多くて何言ってるんだコイツ状態ですがこんな感じになっていると思われます。
ちなみに一番肝心な接続点ですが、
プライマリードライブギアは ...
▲写真の中央にある溝につながります。
とりあえず自動遠心クラッチが意味不明なことは分かりました。
無知の知、ですね( ^ω^)
でも分解するとこによってある程度の知識を得ることができるのでそれはそれでいいことです。
やっぱり自分の乗っているモノの得たいが知れないと気持ち悪いですからね(^^♪
(この記事は、前ブログ「heliumucublog(雨の音、カブの音)」からインポートし、多少編集を加えたものです)