●前記事:16.06.07 【日本一周3日目】下呂金山→平湯→白川郷 - 青パーカーの書き散らし
2016年6月8日
4日目。5時半前に起きる。
昨日は道の駅 白川郷でテント泊。
朝ごはんに白米1合とのりたまをいただく。
経済的にも自尊心にも、自分でメシを作るというのは効果的です。
朝食自炊の実績解除。
お米の運搬には洗浄したペットボトルを使用しています。
爽健美茶タイプだと柔らかくて圧縮できて便利だよ。
ありがとう白川郷。
軒下から見えるは 多分乗鞍岳ですよね。
行きたい場所の一つだが、自家用車では登れない情報を得ていたため指を噛んでスルー。
この道はすごく面白い。
岐阜を抜けて富山に入ったと思えばまた岐阜に入り、富山が終わったと思ったらまた岐阜に入る。
こんな経験は初めてで、この先も滅多に無かったです。
調べてみると、岐阜-富山の県境は一部庄川で線引されているみたい。
ソソイッと走って7時40分に本日の第一目標 菅沼集落へ到着。
二輪は駐車代取らないよ~と言っていただきました。
ありがとう。
この場所もまた合掌造りの集落。
白川郷とは違い、落ち着いた雰囲気がある。
次へ進みます。
服装の写真が残っていたため気温を調べてみると、朝8時で18.8℃。
写真では晴天ですが、まだまだ暖まっていないみたいですね。
ところで、なぜ唐突にエレベーターに乗っているかというと・・・
岐阜 合掌造りシリーズ最後の村、相倉集落
相倉集落は行ってみて驚き、なんと駐車場と集落がエレベーターで繋がれています。
まだまだ健脚のためエレベーターは不要ですが、記念に乗ってみました。
岐阜県の世界遺産 合掌造りの集落郡は、萩町・菅沼・相倉の3集落から成ります。
一般的には萩町集落を『白川郷』、あとの2つを合わせて『五箇山』と呼ぶようです。
相倉集落の石碑によると、かつてはこの辺り一帯に この合掌造りをした家屋が軒を連ねて群落をなしていたらしい。
居住性と産業の両立を果たした最も合理的な構造の一つであり、この雪深き飛越地方にのみ見られる建造方式である、とかなんとか。
科学技術、建築技術の発展した現代では、もちろんすでに時代遅れなのかもしれません。
現代はもっと合理的な建造だらけでしょう。
でもその建物もまた、過去の人々の発見に支えられていることを忘れるべきではないですね。
・・・なんて事を考えたり考えなかったりしているとレンズがぶっ壊れた。
もしかして白川郷よりも五箇山のほうが雰囲気いいねって心の内を見透かされたか!?
これが雛見沢症候群というやつか...(断じて違います)
F●CK
10時
仕方ない、望遠レンズで撮って、どうしてもってところはiPhoneと写ルンですで撮ろう。
10時半
パスポートが無いのだが、幸いなことに入国審査は行っていないようだ。
・・・パスポートは不要だったが、入国料が必要のようだ。
駐車代500円+310円。
HAHAHA、この意味分かんない写真撮ったときのこと覚えている!
・・・確か、「陽が当たっている所マジ白すぎてすごい」だったはず。
(´ ・ω・)・・・
この噴水は高低差を利用して吹き出している芸術品です。
設計が神がかっているなーとか思いながら撮ったはず。
わかるわかる、楽しいよな~
なんだろうなー。
兼六園、いまいちピンとするものが無かった。
なんなら駐車場に登場したMD50の黒エンジンのやつの方が興奮した。
咄嗟に写真撮っちゃったくらいだ。
12:50
当初の目的の県庁訪問(撮影のみ)。
お昼ごはんは北陸新幹線 梅田インター近くの鉢の木食堂さんへ。
野菜炒め定食
そうそう、こういうのが心に沁みる。
いっぱい食べて、昔ながらの食堂は残っていただきたいです。
あっ、そういえば初めて入った食堂でおすすめのメニューを聞くようになったのはこのときからだったと思う。
さあ走ろう。
海が見えてテンションが上り、
当時のTwitterへ、このキャプチャとともに書き込んだ。
やがて浜が見え、
思う存分走る。
・・・。
兼六園ではすでに暑かった記憶があります。
鉢の木食堂へは空腹と炎天でヘロヘロになりながら行きました。
当時は「時をかけそうなheliumu」とかネタにしましたが、飛べるというのは本当に若い証拠です。
この写真だって、望遠レンズの伸びる距離分を何往復もして撮りました。
今となっては、ひと目ばかりが気になってしまいます。
ここに来る途中、不覚にも涙が出てしまったんだ。
2日前から続くヘルメットの痛みと、レンズが壊れたことと、多分ホームシックだ。
しかし、2020年の自分からすれば、お前は本当に良い経験をしたと思う。
・・・旅は私を自由にしたのだろうか。
2020年、これを書いていると、だんだんわからなくなってしまう。
18:30
だがわかることはある。
あの水平線を見ながら飛んでいたときの私は、間違いなく自由だった。
世間を知らず、けれども世界を知ろうとしていたあの時間は、確かに自由だった。
今日は世界一長いベンチに抱かれて眠る。
(テントです)
白川郷→(R156)→菅沼集落→相倉集落→(R304)→兼六園→石川県庁→鉢の木食堂→千里浜なぎさドライブウェイ→世界一長いベンチ→(コンビニで夜メシ買い出し)→世界一長いベンチ
ODO:34032.1km
この日の走行距離:200.3km
総走行距離:824.0km
支出:2795円