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1月1日夜
じゅえる氏と西港のフェリーターミナルで別れた後、3日ぶりにカブのエンジンを掛けて、その足で自遊空間に行きました。
苫小牧の自遊空間は入り口が狭くて、バイクの装備だとちょっときついんです。
でも今日出るフェリーも無いし、かといってホテルに泊まるほど贅沢できる身ではないので仕方がなく自遊空間に泊まります。競業他社が入ってこれば改善されるのかもしれませんけど、苫小牧に果たしてネカフェが増えることはあるのか。
今読んでいるのは『ひとりぼっちの地球侵略』で、久しぶりにめっちゃ好みな漫画に出会えました。
1月2日
どうせフェリーが出るのは夜なので、12時間を超えて一旦フロントで精算して、もう少し滞在。
ハンバーガーを食べて、ひとりぼっちの地球侵略を読み切って、結局16時間滞在しました。
再び西港までカブでやってきて、17時半に乗船手続き。
この時期は混むことはないので窓口で買えばいいのじゃ(おじいちゃんの知恵袋)。
高級船・さんふらわあ ふらのに乗ります。
これまで何度も船に乗ってきましたが、商船三井は始めて。
ちょうど、バイクが7台一緒でした。
新日本海フェリーとは違って、中身がすげえゴージャスな感じがします。
全体的に1ランク上の船って感じで、観光客とかに向いてる感じ。
で、いざ部屋に入ってみたらなんとびっくり、その部屋の有様、我が友、雑魚寝氏ではないか?
手荷物(バイク)込みで25000円近くしたはずで(当時のカードの明細が残っていないのでうろ覚え)、この値段で雑魚寝だぜ。
甲板の収容人数案内をよく見たらコンフォートが180人、ツーリストが47人の収容人数なので、どうもあまり選ぶ一が居ない人権無しプランのようでござい。
おかしいな、新日本海フェリーだとツーリスト=二段ベッド相部屋で2万円を切っているはずが...。
ま、まあ、間仕切りのカーテンあるし。。。
というも、はるか昔にフェリーで沖縄に行ったときはこんな感じのマジ雑魚寝でした。
24時間、外洋に揺られる船でこれってマジでキツイ。
あのときは臭い旅人だったので、自分よりも自分の横の人のほうがきつかったかも。
食堂もしけったとんかつが1500円したし、あんまりこの船にいい印象は無いぞ...ゾ!
寝て起きて1月3日
起きたらリボンナポリンと焼きそば弁当を食って、外に出たら戻ってきたぜ本州の大地!
大洗から東京まであと130kmくらい、ぶっ飛ばしていきましょう。
タイヤのピンはとっくになくなっているので、普通のタイヤみたいな感じで走れます。
例の場所に4時間半で着きました。
この130kmを走るだけでガソリンが足りませんでした(笑)
普通のカブなら4L入って40km/h後半は出るとして160〜200km走れるはずですが、このエンジンはリッター30前後なので長距離は向いてないかも。
出る前の記事にチョット書きましたが、CD90腰下で105ccにしてあるのでハイレスポンスです。
やっぱりカブと違って、クラッチが二次側にあるぶんクランクのウェイトが減ってレスポンスが良いみたいです。
ちなみに...やってきたのは毎年恒例?暁埠頭公園の新春・闇鍋会。
北海道に渡ったもののタイヤがダメで走れずにネカフェでグタグタしていたときに八馬力さんからお誘いいただきました。
それで、この写真のど真ん中に居るのはじゅえる氏なんですが、じゅえる氏なんです(びっくりするところです)。
じゅえる氏とはこの記事の冒頭で述べたとおりフェリー乗り場でお別れしたはずでしたが、私がフェリーに乗っている間に陸路で追いつかれたようです。
それも東京での出会い方も面白くて、なんの待ち合わせもなく、互いが湾岸エリアを走っているときにぽっくり出くわした感じ。 闇鍋行こうぜみたいな話は匂わせていたはずですが、「いつぐらいに」とか「どうやって」とか、そういう話はしてなかったんすよ、ホント。信じてください。
写真置き場はここ
闇鍋と聞いていたんですが、出していただいたのはなかなかイイ感じの白味噌鍋でした。
久しぶりにお会いする方ばかりで、若者2人は大量の食事と悪名高い泥水コーヒーを頂き、あとはシバかれ、夜が更けていきました。
写真や日記が残っていたら良かったんですが、まりにも楽しくて写真は取る暇が無く、日記も残って無かったので、ここらへんでご勘弁ください。
皆さん、ありがとうございました!
1月4日になったよ
21時前に暁埠頭公園を後にして、町田で給油+忘れていた空気圧を200kPaに戻してそのままR246で富士まで。
本州とはいえ1月なので寒く、路肩に設置された路面温度計の表示が-1℃になっていることを確認して「滑るなよォ〜...」と祈りながら丹沢を抜けてきました。
(この写真を撮った時、やつがれさんはオフロに入っていたらしいです)
AM2:00 薩埵峠
富士山がよく見えらぁ。
薩埵峠では写真を撮って、しぶんぎ座流星群を見ました。
車が5台くらい居たかな?
AM3:30 出会いの道の駅掛川
すごいな、この場所でじゅえる氏と出会ってまる7年だ。
カブに乗り始める前に諸氏のブログを見てバイブスを高めて居たんですが、じゅえる氏もその中の一人でした。
なんかまれにじゅえる氏、syunya氏、Baker氏あたりとともに横に並べられたりしますが、みんな大先輩なんだよなぁ。
さて、道の駅の自販機スペースで着の身着のまま仮眠して、7時くらいに置きてカップ蕎麦で身体を温めて、路面凍結の可能性を考えて少しゆっくりしてから出発。
11:00
ドンドコドン。長野突入。
静岡の山奥に入ったことが無いのでこの機会に通ってみました。
浜名湖のあたりから北上して、途中トイレ休憩に道の駅 鳳来三河三石に立ち寄ってから森の中を登って登って、気がついたら標高が1000mを超えていました。
飯田線の脇を縫ってR151で北上するルートでしたが、とにかく山の中を延々登った記憶があります。
途中でやたら坂がキツくなって、ハイパワーなエンジンなのに2速まで落とした記憶だけ残っていて、次第に森を抜けてこの写真の新野峠に。
でもめっちゃ気持ちいい道。
新太和金トンネルを超えたら路面が50mくらいガリンコで、流石に死を覚悟しました。
どうもトンネルを出た先が日陰のようで、雨が降って凍れば日中も数日は溶けないような感じ。
ハンドルを立てたまま両足出して祈ることで耐え忍びました。
こんなときはブレーキなんて踏んだらおしめーです。
13:00
次に寄ったのは陣馬形山キャンプ場。
伊那谷を眼下に、正面に中央アルプスが見えます。
私は...タダのミーハーなんで、漫画に出た場所を訪問したかっただけなんですけれど、これはイイです。イイ。
キャンプ場には泊まりませんでしたが、おそらく夜にはビーズクッションの中身みたいな大量の星があの山に降るんでしょう。
キャンプ場もさることながら、立地が面白くて、伊那の盆地からダート込みの細い林道を上る必要があります。
この道が『絶景と隣り合わせの過酷な道』っていう旅人が好きな感じの道でした。
ゆるキャン、人気になりましたね。
17:00
さあ次は下呂温泉です。
下呂温泉は2016年に来たきりなので、3年半ぶりです。
陣馬形山キャンプ場でなにかよばれたかったのですが、売店がやっていなかったので適当に済ませました。
少しだけ来た方角へ下って、R256→R257で飯田、阿智、中津川、下呂。
さすがにもう河川敷に入る勇気は無いので、水明館というホテルの立ち湯を利用。
でもなんか、バイクを停める場所は無くて駐車場案内している人に聞いてもそっけないし、そもそも街中でバイクを停められる場所が存在しないし、旅人(旅行客ではない)には入らせたくないって感じの雰囲気があって、あぁ3年前も同じことを感じたよなぁ...って。"迎え入れられていない"感じ。
せっかく良い湯で、また来たいと思うんだけど、そういうふうにされるとなんだか来づらいなあ。
※ 筆者の主観です
18:15
食います。
どこかの誰かに聞いた、味噌煮込みうどんです。
味噌煮込みうどんが良いとは聞きましたが、このお店は偶然通りがかったお店です。
お店の中は古いながらしっかりとした立派な建物で、ご家族で切り盛りしていたようなアットホームな記憶があります。
ふつうの味噌煮込みうどんだけど美味いぜ!
本場!って言われると、身体が「おぉ本場か!」となって、美味い度のセンサーがぶっ壊れて旨く感じるんですよ!!ライフハック。
20:00
身体「うまァい!!」
下呂温泉から岐阜方面に南下していたら流石に眠たく、、、というか疲労から意識が飛びかけて、気がついたら道の駅のベンチでヘルメットを被った状態で目が覚めました。
目が覚めたらシールドもしたままで、どこの道の駅に停めたかも覚えていないんだよ...。
確かに、最後にまともに寝たのはフェリーの中で、掛川で3時間くらい仮眠しただけでここまで来たからな...。
これ以上は壊れちゃう。
ルートだいたいこんな感じ。距離不明。
これが最後だ1月5日
さて、最終日。
岐阜から関ヶ原を抜けて、琵琶湖を南から京都へ。
高専の同期、うきょうさんとサイゼリアで豪遊。
高専は冬休みだからね...と思ったら、彼はもう社会人だった。
自分は一年休学しているからね。彼女との惚気話を聞きました。
イーグルさんに寄って、社会人になる前の別れの挨拶をしました。
2023年、社会人になってからしばらく寄ってないからそろそろ訪問したいですね。
帰り道はいつものR367 <鯖街道>です。
途中越、花折峠を越えて、百井川の谷に降りたらエンジンが吹けなくなって路肩に止めました。
苫小牧を出る前にメインジェットをひとつ下げてきたんですが、どうも雨が降って多湿で、おまけに谷底に居ることで前に進めないくらい濃くなってしまったみたいです。
CD90のエンジンを使っていて、クラッチワイヤーがレッグシールドの内側を通ってキャブ用の窓から外に出しているので、キャブ調整をするためにクラッチワイヤーまで外さないといけません。
ベトキャリもあるからベトキャリも外して...おお、面倒くさい面倒くさい!
MJ2つ下げたら走るようになりました。
と、最後までトラブルがありましたが、無事に帰還しました!
書きすぎなので残りは次の記事で。
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