前: 19.1.2-5 年越し宗谷岬18 #9 フェリーに揺られて(最終回) - 青パーカーの書き散らし
さて、まとめです。
何を書いたっけな...って感じるくらい、内容が薄まっている気がします。
ほんとうはいっぱいあったんですが、序盤で走れなくなったことでインプレッションできることがあまりなくて、日記も紛失してしまって記憶が引き出せなくなっています。
それでもちっとは役に立つことがあるはずなので、一部でも記録として残しておきます。
全体的なまとめ
今回のコンセプトは、始めて買ったリトルカブでの年越し北海道ツーリング。
ここ2年はJA07で行っていたので、一年を通して車両づくりからはじめました。
組み上げたエンジンがぶっ壊れたり、直前の直前までキャブと電装系が煮詰まら無かったり。。。
就職活動や研究もあったので、学業と趣味を行ったり来たりして充実していた時間だと思います。
何度も走って、試して、ひとつひとつ原因を突き止めていって、やっとマシンが出来上がったのは出発前日。
なのにタイヤがダメで、撤退前提でフェリーに乗り込みました。
誰だよこんなタイヤ作ったの。
それで、色々あってロードスターに拾われます。
そのままロードスターで宗谷岬まで行って、年を越して、苫小牧で再びカブに乗り換えて今度は本州へ。
本州では鍋を食わせてもらったり、普段走らない静岡-長野の山奥を走ったり。
そんなこんなで、北海道はあまり走れませんでしたが、本州をツーリングして帰ってきました。
最初から見る場合はここから。
ルートなど
家 -> 舞鶴 -> 千歳: 66432.9km -> 66528.1km(95.2km)
千歳 -> 苫小牧: 66528.1km -> 66717.4km(189.3km)
大洗 -> 家: 66727.4km -> 67808.6km(1081.2km)
装備
装備類は導入編・準備編も御覧ください。
18.12.25 年越し宗谷岬18 #0 導入編 - 青パーカーの書き散らし
18.12.27 年越し宗谷岬18 #1 準備編 - 青パーカーの書き散らし
バイク
バイクの装備一式です。
下の表は導入編からコピペになりますが、ご参照ください。
項目 | 変更点 | コメント |
---|---|---|
サブライト | 10Wx2 3000K 追加 | じゅえる氏の使っているものと同様 |
サブライト | 従来の四角いやつはハイビーム専用に | カブのハイビーム連動 |
オイル | Titanic 5W-30(2/3) + Castrol PowerNANCYARA(1/3) | |
エンジン | CD90 HA03E タケガワ105cc マニアック100EX系オリジナルヘッドv3 強化クラッチ | クランクケースが横に広いので普通のカブのステップがつかない。JA07用の座面を追い込むことで取り付けられる。クラッチはベンリィ(スクーター)の左ブレーキレバーをボックスごと流用。 |
キャブレター | IZUMI フラット24 | |
エンジン風防 | ベルクロ脱着式 コンロの油飛散防止のやつ | |
タイヤ | うんこ | フルピンやと思ったらうんこピンでした |
視認性アップ | ウイポジ自作 | |
工具類 | ロールタイプの入れ物に変更 | |
空気入れ | 自転車用の小さいやつに変更 |
積み方を少し工夫していて、外に積めるものをなるべく外に積んでいます。
年を追うごとにだんだん装備が増えてきて、おまけにフロントかごも無いので、こんな感じになりました。
JA07時代に感じていたフロントの重量もあまり感じないようになって、積み方はかなり良かったです。
フロントキャリアには宿泊の住居系を積んでいます。
グレーのやつがグランドマットで、茶色の太いのがテント、茶色の細いほうが使わなかったテントの備品、オレンジがエアマットです。あと見えませんがペグハンマーが載っています。
リアボックスは荷物を積めるように紐のアンカーを増設しました。
後ろと左右に積めるようにしてあって、何かあった時用のスコップや、通称銀マット、カメラ用の三脚を積んでいます。あとは着たあとの服をコンプレッションバッグに入れて外に出していたり。
ちなみに、車体左にある塩ビパイプは長物入れです。
後述しますが、今回使ったテントがワンポールで立つ仕組みなので、トレッキングポールを持っていきました。
あと60cmのペグ。
積み方以外のところで言及すると、エンジンはCD90用HA03Eを105cc化して、キャブはIZUMIカスタムのミクニ フラット24mm、マフラーはJUN international を使っています。
この組み合わせが強烈で、2速でフロントアップします。
でも完全にオーバースペックでした。
雪道で使う以前に、ツーリング用途として向いていない感じ。
ハイパワー・ハイレスポンス過ぎて制御が難しく、常に目を点にして慎重にアクセルワークしないと乗ってられません。
クラッチは強化品にしてあってジャダーが出ていて、おまけにベンリィ(スクーター)のブレーキレバーをクラッチレバーとして使っているせいか発進時の操作性が最悪です。レバー比がおかしいのか、めちゃくちゃ握力要るし。おかげで左手の握力が10増えました。
ニーグリップもできなくて、加減速のGを人間の筋肉で吸収しなければならないので、普段の比じゃないスピードで疲労が溜まりました。
クローズドコースなら絶対楽しいマシンだったと思いますが、これでツーリングは無しかな。
その他変更点については問題なし。
人間・住居
旧 | 新 | コメント |
---|---|---|
東京靴流通の靴 | SOREL カリブー | ついに2980円の靴から脱却できました(涙) |
- | エアマット | 去年は地面からの寒さを防げなかったので追加 |
銀マット700円 | キャプテンスタッグ マット | 同上 |
- | シューズカバー | 気温が高くて路面が濡れていて靴が浸水したことがあったため追加 |
- | 寝る時用のダウンシューズ | |
コミネ GK-766 L | ラフアンドロード RR8701 LL | ヘタったので |
テント ムーンライト2型 | LOCUS GEAR Khufu | 軽量化のため |
ペグ ソリッドステーク20cm | イーストン・ゴールド24″ | 雪にぶっ刺すため |
- | ペグ入れ | 24″=62cmのペグを積載するための箱 |
- | スコップ | テントと地面の隙間を埋めるため |
ヘルメット: 変更なし。OGKカブト カムイ2
カッパ: GOLDWINのゴアテックス
靴下の蒸れ対策はできてない
今回から、足元を改善しました。
東京靴流通センターの2980円のブーツから、SOREL カリブーに。
ド定番ですが、間違いないと思います。通気性もそこそこあるし。
あと、短区間しか走れていませんが、グリップヒーターは無くてもなんとかなると思います。
今回はグリップヒーター無しで走ったんですが、冷たいっちゃ冷たいけれど動けなくなるレベルでは無かったです。
住居系の変更では、テントをLOCUS GEAR Khufuにしました。
このテントは、床がありません。ツェルトと言ったほうが良いのかも。
ポールはトレッキングポールを使って支える方式です。
中央にあるから寝るときにじゃまになるってこともなく、快適でした。
しいて言えば、ペグが刺さる場所じゃないと設営できないことですかね。
ただめちゃくちゃ小型軽量です。
ちょっとの重さを許容してどこでも寝れるテントにするか、なるべく軽量にしてバイクの動きを少しでも自由にしてやるか、選ぶ人次第です。
おわりに
この年の年越し宗谷岬は、持てる力をほとんど出し切りました。
しかしこのような結果に終わってしまい、残念になりません。
原因はわかりきっていて、タイヤの準備をする時間を見越せていなかったことです。
買ったタイヤがおかしいと気づいたときには、もう予備のタイヤを注文できるだけの時間が残されていませんでした。
その他得たことは、楽しいマシンにすれば疲れやすくなり、ツーリングしにくくなるということ。
そんなの、いまとなっちゃ(2023年)当たり前だなぁ。。。
だけれど、当時はまだ若くて知らないことだらけだったんです。
さて、最後になりますが、じゅえる氏、ロードスターに乗せてくれてありがとうございました。
また、八馬力さんはじめ、暁埠頭で雑煮をご用意いただきありがとうございました。
うきょう氏、またサイゼで豪遊しようぜ。
イーグルさんも、何も土産も用意せずにいつも迎え入れていただきありがとうございました。
あと旅人!
同じ世界に生まれ、同じ場所を目指して走るみんなには陰ながら勇気をもらっています。
生きているうちにどこかで会いましょう。
また、雪の降る季節に。
過去の年越し宗谷岬まとめリンク
2016年: 年越し宗谷岬 まとめ 2016-2017
2017年: 年越し宗谷岬 まとめ 2017-2018
2018年: 年越し宗谷岬 まとめ 2018-2019(この記事)
2020年: 年越し宗谷岬 まとめ 2020-2021