前: 17.12.22 年越し宗谷岬17 序文 - 青パーカーの書き散らし(旧:heliumu-cublog)
今年もこの季節がやってきた。
待ちに待った雪の上のツーリングの季節。
実はリトルカブで行けないか検討してたんだけれど見送りました。
日本一周から帰ってきてぼろぼろになった70のエンジンを70に載せ替えたり、80ccにしたり、97ccにしたり、、、でも、トルクが細くて「これで雪の中大荷物を積んで長距離走るのは無理があるよなぁ...」という感じ。
夢の100ccオーバー化に向けて調査したり、足りなさそうな電気をどこから持ってくるかを検討したりしてたけど時間切れ。
なので、リトルはもうちょっと時間を掛けてまともに走れるようにすることにして、売ろうとしていたJA07 スーパーカブ110を急遽引っ張り出してきて来ました。
こんなふうに、リトルに全力を注いでいた事もあって貯蓄が無い。
ヤフオクで色々なものを売って、なんとか資金を調達している状態。
11月まで
去年はヤバかった。ブッ飛んでいたと思う。
バイクは現地調達だし、シュラフは夏用だし、全体的にクソだった。
なのでシュラフは冬用のいいやつを買ったし、装備類も更新した。
覚えている範囲で、
- ショートバイザー
- フロント 弁当キャリア
- リア 郵政キャリア
人間は
- いいフリース
- いいアウター
- いい靴下
人間はいいとして、カブの方は主要装備は変わってないぞ!?
タイヤとか、サスとかにお金掛けるべきだと思う。
でも去年のあとがきにも記載した靴とマットさえ更新できないような経済状況だったんです。
出発の半月前
昨年は空気圧を下げすぎてパンクした人がいたので、ちゃんとビードストッパーを用意することにした。
自分でホイールに穴を開けて取り付けてからタイヤを組み込む。
正気じゃないほど入りづらくて、チューブを4本も破った。
オフ車とかと違って、リムが細いからやりづらいんかな...。
二箇所付けたけど、多分一箇所で十分じゃないか。
リアだけやって、フロントはやらず。
もうチューブを破りたくないし、何よりこの入りづらさは現地で修理する自信がなかった。
あと新たな発見があった。
実はフロントだけ先に付けていたんだけど、その状態で走るとカーブでリアが寝よう寝ようとして、ご存知BONSUN(ボンサン、ボンスン)の角が立っているからフロントタイヤだけグリップがすっぽ抜けそうになる。
めちゃくちゃ怖いので、こんな組み合わせは常人にはおすすめできない。
2017年12月20日 出発の7日前
去年の冬から導入したサブライトのフィルムを貼り直してみた。
実は去年のやつは黄色いファイル切って貼ってしただけなので、光はあまり黄色くならない。
ちなみに3W×6の18 Wで、このライトを2つ取り付けてあるので計36 Wの追加消費。
JA07型のカブならば増量バッテリーとインジェクションの稼働にあたって強化された発電機で問題無いと考えています。
ついでにスロットルワイヤーの根本を軽くグリスアップ。
水分が入って、アクセルワイヤーが張り付かないようにするおまじないです。
雨が降ったりした後に気温が下がってワイヤーが張り付いてしまうと、スロットルボディを閉じたいときに閉じなくて危険なので。
同様にブレーキワイヤーもグリスアップ。
スロットルボディのほうがバネが強いね。
なんやかんやで資金難なので冒険はせず、去年と同じG4をチョイス。
正直どんなオイルでも走ると思うけれど、やっぱりなるべくシャバいやつがおすすめよね。
15603kmのことである。
一年で5000kmくらいしか走っていないのか。
2017年12月22日 出発の5日前
やはりというかなんというか、今年度で学生のモラトリアムが最後のじゅえる氏も来るそうな。
12月22日、この年越しのツーリングにはやや早い日に舞鶴からの乗船。
という訳で、通学生宅でワチャコラしていた我々は急遽スクランブル。
赤レンガ倉庫にて待ちわびる。
しかしなぁ、、、君は楽しそうだなぁ...(笑)
彼は僕の同級生で、高専の友達です。
卒業旅行を兼ねて、今回は一部同行します。
いつも食べるラーメン屋、熱烈ラーメンまで走って一服。
今年はフルピンのタイヤを用意したらしい。
ちなみに知っている人は知っているだろうけれど、この左側のタスマニアグリーンメタリックのスーパーカブ50 DXは元々僕のバイクでした。
snf 舞鶴ターミナルにて
着いて早々なんかやべえやつがいるなぁーって思って写真撮らせていただいた。
これ、2009年の堺雅人主演『南極料理人』と同じ服装。
話してみると、面識は無いにせよTwitterで知ってる人だった。
おまけにTT-RのケンさんにLINEで「知り合いが北海道行きたいからちょっとノウハウくれやー」っていう話があったんすけど、なんとその知り合い氏だった。
繋がりって、色々あるねえ。
写真の時間を見れば0時を回って、次の日の1時25分だった。
やっぱり年の瀬は遅れますね。。。
宗谷岬での再会を約束してお見送り。
2017年12月23日 出発の4日前
僕は高専の寮に住んでいるんですが、これから冬休みになるのでひとまず寮から引き上げ。
京都に、小浜に、それぞれ散る。
閉寮、ってやつです。
2017年12月24日 出発の3日前
巷ではもっぱらの高評価のコミネマンのネオプレーン ハンドルカバー。
去年はヤママルトのハンドルカバーを使っていて、イマイチ寒かったのでこれを買ってみました。
ですが・・・。
本当に入り口が狭くて、ハサミで拡張してやったけど僕のウインターグローブでは入らないので、フュージョン!して『コミネマン on the ヤママルト』にしてみました。
防風性アップ、見た目は黒×赤でかっこいい。・・・はず。
まあ、ヤママルト特有のペチャンコ性がある程度解消されたので悪くはない改造だと思う。
あと、ヤママルトは本当にカブのために考えて作られている気がするけれど、コミネのネオプレーンは(通常時でも)カブでは使いにくそう。
クラッチレバーがあるバイクならいいのかも...。
今年もオンボロ・マイ・別荘<モンベル ムーンライトⅡ型>での北行なので補修。
去年の冬、宗谷岬でテントを張るときにふっとばしちゃったんです。
2017年12月25日 出発の2日前
へべれけに強い低気圧のせいで無事死亡。
確か25日のチケットを買っていたはずで、この時点で計画は破綻。
さてどうしようか、ハム太郎。
この時のTwitterには
ムリムリのカタツムリなので、
明日明後日の2日間で600km北上して秋田港
秋田港を29の午前7時前に出港
同日18時前に苫小牧東港
翌日30日に旭川
翌々日...
と書かれていた(笑)
2017年12月26日 出発の1日前
パッキング完了。
嘘みたいだろ...着替えも自炊道具もテントもこの箱に入ってるんだぜ...
28日に臨時便の運行が決定された。
しかし、できれば余裕を持って行動をしたい。
2017年12月27日 出発の0日前
迷いに迷った自分は、Twitterに書いたとおり秋田-苫小牧の便があることを狙って秋田港を目指すことにした。
相方はここでフェリーを待つらしい。
27日朝8時に小浜を出発、敦賀と越前をまたぐ海岸線を走る国道8号で、風がマジで強くて海にシューーーー!されそうになりながら走った。超エキサイティン。
福井市に入って、しばらく走ってからセブンでお昼ご飯をとった。
ここで見慣れない番号から電話が入って、なんとまあ27日夜の舞鶴-小樽便が到着遅れで運行するらしいとのことだった。
新日本海フェリーからの、予約内容確認の電話だった。
これにてエクストリーム秋田チャレンジは終了。
ぐふぅ...。
舞鶴に戻りますかぁ...。遠いなぁ。
22時22分、知人宅到着。
30分後には乗船ですかー...。
希望の船ー 繋いだー絆をー...
止まるんじゃねえぞ...
こいつ、まさか下船前に爆睡してて僕に叩き起こされるなんて思ってもみないような顔してやがる...。
去年と違ったことをするわけではなく、単に2年連続で来た自分とは結構な温度差で、なかなか楽しそうだった。
さて、ここまでがDAY0以前の話。
後編に続く(キートン山田)。
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(この記事は、前ブログ「heliumucublog(雨の音、カブの音)」からインポートし、多少編集を加えたものです)
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