前: 16.12.29 年越し宗谷16 #5 旭川-稚内 - 青パーカーの書き散らし(旧:heliumu-cublog)
8時に目が覚めた。おはようございます。
とても穏やかで、晴天で、寒い気持ちのいい朝のようです。
あっ。
まさかのチャリダーさんです。
流石にマウンテンと思ってたけどまさかのロードだったし、ブレーキはカンチだった。
話を聞くと「寒いけど体動かすから着込めないしチャリだから防寒着もあまり積めない...」だそうです。
汗をかくことが辛いらしい。
腹ごしらえは最北のマクドナルドで。
「夏にも来たねー」って、どこの席座っただとかあの時も長居したなーとか思い出話を。
まだ半年しか経っていないのにずいぶん昔のことのように感じられる。
食べ終わったら撮影会〜。
「日本最北端店舗」のモニュメントの横に、雪にも夏の暑さにも負けないドナルド様が鎮座してます。
旅人は皆、この最北の教祖様を拝むために稚内を目指すのだ。
多分そうだ。
多分。
最北マクド劇場。
著者近影(2016年)
じゅえる氏撮影
ドナルド「俺はいつまでもここにいる。だからいつの日かまた、お前たちの軌跡を語りに来てくれ。」
・・・22年に新しいドナルドに変わったらしいですけど。
更に北へ
ドナルドに見送られ、北へ、北へ。
後はこの道をただ進むだけ。
あまりにも爽快な道なので、ちょくちょく立ち止まって風を感じる。
じゅえる氏も立ち止まって写真を撮っている。
ついに宗谷岬の看板を捉える!
もう、ゴールは見えた。
宗谷岬
宗谷国道の最後の緩やかな右カーブを抜けて左手の駐車場に入る。
遮るものは何もない―――、三角の形をした白い石が奥にポツンと立っている。
長く果てしない道のりを経て、再びこの場所にやってきたという実感。
雨はなく、雪もなく、吹きすさぶ北風と遠くに見える他国の島。
この感動は絶対に忘れない。心の底からの興奮。
我々バイク乗りを魅了し数々のツーリストが愛した日本のノース・ピーク。
2016年12月30日12時25分、宗谷の地に降り立つ。
来てよかった...
宗谷岬にて
ひとまず寝床の確認。
写真撮影をした後再び駐車場に戻ってきて、先にテントを立てることにしやした。
一番乗りとはいかずともトイレ横の一等地を確保。
あっ、そうなんです。
まだ30日なんですが、我々が一番乗りではありませんでした。
(本当ならもう一日あとに到着する予定だったのが、昨日旭川から270km走っちゃったので)
それで、一番乗りの人がめっちゃ話してくるので話を聞いてみると、何回も年越し宗谷アタックを経験している方らしい。
テントの固定も、ザイルを巧みに使って強固にしてある。
むむっ、これが経験者！！
助言をいただきながらムーンライトを設営しようとするも、風が強すぎてかなり苦労してしまった。
風で煽られて何度も地面から離れるし、標準で付属しているアルミのペグは上手く地面に刺さらない。
しまいにはペグがグンニャリ曲がってしまって、ハンマーで修正してまっすぐに伸ばして埋めて、保険に周辺の雪に水をかけて固めて固定してみた。
それとテントの底に風が入ってきて飛ばされるかもしれないので、テントのまわりを雪で盛った。
スコップは貸してもらったんだけど、たとえプラスチック製のものであっても一本あると良いかも。
じゅえる氏はテントがアレなのでもう一泊ともにすることになって、設営に時間がかかったこともあって今日は稚内を往復して終えるつもり。
食料調達と、2日くらい前に別れた仲間たちの安否を確認するため。
稚内往還
安田石油で最北端給油!
段々天気が悪くなってきた。
国道238号を60km/hちょっとで巡航していたときにとびきり強い風が吹いてカブごと流された。
生半可な風じゃなくて、30度くらい進路が変えられて雪で隠れてた路肩(歩道)にぶち当たって倒れた。
空も地面もいい表情ですよね。
稚内のみどり湯です。
れんくん、のっつー、Tataraflyさん(深川GSのリトル)、しんやさん(じゅえる氏たちが行きのフェリーで一緒になったらしい)のバイクが有るが、はらちゃんのバイクは無い...
パンクしたらしいとじゅえる氏が言っていたような気がするけど大丈夫かな?
と言うかみどり湯の中に誰もいないので後にすることにしました。
ちなみに年末操業のみどり湯は銭湯とゲストハウスだけの運用みたいです。
イートインセコマで夕食。
18時半 宗谷岬帰還。
おっテント増えてる。
今日は自分たちを入れて全部で5人だな。
夜の撮影会
途中でさっきみどり湯にいたTataraflyさん、しんやさんが来られたので撮ってもらいました。
あっ、あれ・・・?
まさかの吹雪です。日中晴れてたのに。
気温は20時でだいたい-3.0℃くらいで、北よりの西風で、気象庁によると最大瞬間風速は18.1m/sらしい。
気を抜くとフワッとなるくらいの風で、あと顔が痛い。
もうできることがないので、しゃべって、今日はここまで。
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(この記事は、前ブログ「heliumucublog(雨の音、カブの音)」からインポートし、多少編集を加えたものです)
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