知人がバイクを買った。
朝7時半からハイエースに乗り込み埼玉の荒野を突き進む。
向かったその場所にあったのは、Hondaの絶版超絶不人気単車NX125だった___________。
エンジン始動とオイル交換
帰ってきて右側のサイドカバーを外してバッテリーを交換、セルを回すと、シュルシュルいってエンジンがかかる。
キックは付いていない。
アイドリングが少し苦手な感じで、アクセルを若干開くと回転が落ちる。
若干カムチェーンのような音が聞こえるけどエンジンの調子も良さそう。
エンジンオイルはフラッシングも兼ねて1度交換して、しばらくアイドリングさせてからもう一度入れる。
ここらへんは、追加で整備したほうが良さそう。
- タペット調整
- キャブ清掃(追加で購入する:パッキン、キャブレタークリーナー)
NX125と愉快なオーナー
オイル交換が終わったらタイヤ交換、ブレーキ交換をしよう。
ブレーキについては、残念ながらフロントのブレーキパッドが売っていなかったのでリアのみ。
ちなみにフロントがディスク、リアはドラム。
オーナーの彼はこうだった。
つまり、旧車とは無縁の素人である。
それでも自分で整備をしたいというのは、藪の中を掻き分けて進んでいくためのセンスを持ち合わせているみたいだ。
ここに未来のラリーストが爆誕した。
リアタイヤまでの分解自体は大したことはない。
- ブレーキロッドのエンドを全部外して、アクスルを緩めて後輪を持ち上げる。
- タイヤを前方に押し込みながらチェーンを外してスイングアームに引っ掛ける。
- タイヤを保持しながらアクスルを抜く。
さて、手元にはホイールにガッチガチに収まったタイヤ。
古いタイヤはバッチバチにリムとなかよしになっているので、空気を抜いたらレバーを入れる前にケリを入れて、ビードを落とし込んでね。
コレを取るのはそこまで苦労しなかったが、このあとが大変だった。
15時半ころから22時までかかって、チューブを4本失った。
15時半ころから22時までかかって、チューブを4本失った。
そして得たのは、新品のタイヤがハマったこと、ブレーキシューが交換できたこと、入れても入れても抜けるエアーだった。
失敗してんじゃ。
彼は死んだチューブ4つを大事そうに抱えてこう答えた。
「ここをこう押すと、<ぷしゅー>。な。こんな具合だ。クールだろ?」。
※誇張と幻聴が含まれます
この愚行を繰り返すだけで、彼はギネス記録を樹立する可能性も秘めているのだ。
愉快でいい1日だった。
XLRの整備
そんな傍ら自分はXLRの整備を敢行。
場所の関係上脚立がなかったので適当なボックスをエンジンの下に敷いて整備したが、あまりにも勝手が悪いのでその夜にAmazonで整備用の台を購入した。
さて、整備内容はこちら。
- F ブレーキパッド交換
- R ブレーキパッド交換
- チェーン交換
- ライトASSY交換
- シート張替え
フロントもリアもブレーキパッドは1mm代までしか残量がなかった。
デイトナの赤パッドにしたが、普通に街用のやつでもいい気がする。
あまりにも薄いブレーキパッドを交換するときは、ホースの圧抜きをして(リザーバーのキャップを緩めるとか)布で軽く養生した工具などでピストンを押してから組み込む。
リアも同様。
ライトはH4のバルブが使えるNSR250Rの中古品を導入。
色々合わないので切ったり貼ったりして取り付ける。
シートはMD20用を買いましたがあまりにもビチビチでした。
MD22用ってのがあればなあ。
これは1/24の夕食のもやしきのこパスタです。
得たものはこちら。
- アクスルシャフトのネジ山を攻撃、10のダメージ。M12/1.25のタップなんて持ってねえんだよ。とりあえずハマりはしたのでそのまま着けた。
- この前やったステムの清掃とグリスアップは上手くできているはずだが、ステムがスルスル動かない。受け側に若干ボールの跡が残っていたがここまでゴリゴリするのだろうか?一旦締め直してみるか。
残りは、
- プラグ交換
- メインジェット交換(118→120か122)
- フォークオイル交換、必要があればシールやメタルの交換
- フォークブーツ交換
- カラーリング変更
- シート文字入れ
おわりに
終わってしまった今日の街を徘徊し、駅前でマツヤを買って、持ち帰ったマツヤを頬張る。
ほぉ、マツヤとはこんなに美味いものだったのか。
しっかりとした味付けながら、牛肉の顔を立てているような味付け。
そろそろ飲食店は夜も営業を再開してほしいね。
どうですか、整備したこととか忘れちゃうのでそろそろブログでも書かれてみては。
XLR: 36626km
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