前: 18.12.25 年越し宗谷岬18 #0 導入編 - 青パーカーの書き散らし
本編、いきます!(いきます!)。
出発までの経緯
10月と11月
ボロボロの状態で日本一周から帰ってきてから、ドナーC70Eを載せたりして延命に延命を重ねていたリトルカブが復活...のち、シリンダーヘッドが故障。
今回は不整地を走れるだけのハイパワーが必要と考え、これまでみたいに非力な41.4mmのクランクをベースで組み上げる方式じゃなく、CD90のエンジン(50や70の41.4mmのストロークに対し49mmとロング)を新しく買って腰上一式を中古のJUN BFヘッド105ccにしました。腰下にはしっかりと強化クラッチを組んでいます。
そんなJUNのヘッドがバルブにカーボン噛みを起こしてしまって、気がついたときにはバルブシートがボロボロになって圧縮が無くなりました。
手を尽くそうにも、買ったときからシートの当たり面が広がりすぎていて自分で直せない状態。バルブカットをしないといけないレベル。
かんたんに修理できない日々に悶々としつつバイト、バイト。
最終的にはタケガワ105ccとマニアック100EX系オリジナルヘッドv3で組み上げ。
JUNのキットはピストンサイズが特殊なので使える社外品が無いんす。
ちなみに年末年始のガソリンスタンド事情を踏まえ、レギュラーガソリンで走るようにピストントップを調整しています。以下の理由でハイオクが入手しづらいので...。
- ガソリンスタンドが少ない
- 年末年始やっていない率が高い
- そもそも北海道ってレギュラーガスしか売っていないスタンドが多い
写真のピストントップはちょっと高めなので、もうちょいだけ削るのが良いです。
そんな感じで、やっとこさエンジンが組み上がったのは、本来予定していた出発日の12月25日でした。
参考:
18.10.21 Jas子改修・運用再開! - 青パーカーの書き散らし
18.10.31 圧縮が消えた日 - 青パーカーの書き散らし
18.12.26 Dialy_ネギ入れ - 青パーカーの書き散らし
12/25
エンジンくらいしか出来上がってない状態で、セッティングも前に進めるレベルまでしか出てないです。
「最悪29の船に乗れば間に合うっぽい?」とメモがあり、大晦日は宗谷岬ではなく、先の記事で挙げた峠のうちのどこかで寝ようとか考えていた気がします。
pj15 mj135 as2-1/8 クリップ上から4段目
1/2以上で回らなくなる。音が鈍い。
なんじゃらかんじゃらやっても合わん。
ちなみに、どんなキャブを使っているかと言うと...
大昔からの本ブログの読者の皆様でしたらご存知かもしれませんが、ミクニのフラット24、IZUMI(泉モータース)のオジサンに電話して作ってもらった4st版を使っています。
ヨシムラのTM-MJN24(TM-MJN26も)と比較したんですけど、あんま違いが分からんかったので、IZUMIにしました。
このキャブは大好きなキャブで、2021年に焼き付く最後まで使い続けました。
PE24やPZなども使いましたが、やっぱりこれが一番。
12月26日
夜中の3時だか4時まで電装系の整備とキャブの暫定セッティングをして、飯の食材を買いに行き、またまた電装系の整備をしてたらニュースで「今年は雪がやべえ」って言ってて、急遽開発中のウインカーポジションをとっつけて3時だか4時に寝ました。
14時: フルピンのダメスパイクタイヤ
これね、スパイクタイヤを自分で作るだけの知識・時間が無いなかで、たまたまヤフオクにかなり安く(2本で3万円くらい?)で売っていたから買ってしまったタイヤです。
ヤフオクの写真ではしっかりと見えなかったんですが、見て一発でわかりましたよ。これは多分アカンピンです。
何がアカンかというと、普通座面の中央にタングステンの超硬チップが入っているんですが、写真を見ても分かるように座面と同じ色です。
多分アルミなんだよなあ。
ハァイ、これはタイヤの内側です。
もう誰だよコレ作ったの...はっ倒しますわよ(突然のお嬢様言葉)。
ハァ〜〜〜。
準備に時間を取らなかった自分が悪いんで対策を考えます。
このピンはネジになっているので、多分走っているとネジの先っぽがチューブに達して破っちゃうでしょう。なので、シーラントでタイヤの層をカサ増します。
こんなふうに。
19時: ダメジェット
作業していたらシーラントが無くなったので、セッティングが合わないキャブのことを考えてました。
手元にあるジェットを転がしてたら気づいたんですが...(写真)
僕は何を信じたら良いんですかね?
同じメーカーから出ている6ピースセットのジェットでも同番の#135が穴のサイズちゃうんすけど?????
今までデカイ穴のやつで合わせてて間違っているみたいだなこれ...。
27時: 狂い
結局27時、夜中の3時まで整備していました。
メモを見ると、「大惨事絶対境界線を超えてしまった...」と面白くない文章が記録されているので、狂いが始まっていたんだと思います。
ポジションライトの作成、キャブのジェット調整、エンジンの防風板、ライト周りの配線などなど。
夜間、通称"日本板ガラスストレート"=セッティング用コースを往復して調子を確認すると、MJはやはり濃くて、穴が小さいサイズの#125で綺麗に吹ける。やっぱ穴のサイズ見直したらええかんじです。#127.5か、濃いめに#130で行くか...。
12月27日
(この日の前半は準備が忙しくて写真がない)
朝になってホームセンターで追加のシーラントを買ってきて、取り急ぎチューブが破れないくらいまでタイヤにシーラントの充填が完了。
荷物を積み、タイヤも交換完了。
この日の夜の便で小樽に渡ることにしました。
ほい。
今はJR 松尾寺駅のすぐそこの物件に住んでいるので、舞鶴フェリーターミナルまでは5kmちょっとくらいです。
思ったとおりピンが無くなりました。
パンクはなかったのでシーラントは効いていると思う。
もう今年はセコマのホットシェフ食えたらそれでいいかな...。
うーん、でもダメ元で渡ってみて、タイヤの調子を確認してから考えよう。
どこまでいけるかはわからんですが、現地でBONSUNに交換しよう。現地で受け取る方針にします。でもスパイクタイヤはコンビニ止めできないみたいなので蜂の宿で受け取ろう。そこまでたどり着けばよし、無理なら諦めて帰ろう。
もうどうにでもなれ......
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(この記事は、前ブログ「heliumucublog(雨の音、カブの音)」からインポートし、多少編集を加えたものです)
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