前: 16.12.31 年越し宗谷16 #7 宗谷岬-オロロンライン - 青パーカーの書き散らし(旧:heliumu-cublog)
三度目の稚内到着だぜ
ガソリンスタンドに滑り込み。
年末だからやってるところが少ない。
2人「「2016年最後の晩餐なんだからちょっと贅沢しようぜ~」」
ガソリンスタンドだけじゃなくて、他の飲食店も暗くなっていたり、シャッターが閉まっていたり。
なのですき家で贅沢することにしました。
お店に入ると、昨日みどり湯で会ったジムニーのおじさまが居たので、軽く話して席につく。
2人とも学生だけど、年の瀬なんだからと奮発してすき焼きの鍋を注文。
すると、「じゃあまた宗谷で!」と短い言葉を残してジムニーのおじさんが退店したので、挨拶して鍋を待つ。
「お待たせしました~こちら牛すき鍋定食になります~」
「あの、お会計ですが先程のお客様が一緒にお支払いになられました」
・・・えっ!?
えっ!?
少しの間狐に化かされたように拍子抜けして、すぐにお礼を言いたくなりましたが時すでに遅し。
なんてカッコイイんだろう...。
というか昨日出会ったばかりなのに。
この後宗谷岬へ帰ってから無事お礼を言えました。
すげえ美味かったです。ありがとう。
帰宅
最果てのセイコーマートに寄り道。
飲み物と食料を購入。
宗谷岬まで戻ってきて、テントの前にバイクを止めて、夜風に吹かれながら2016年の終わりを待つことに。
聞くところによると60台くらい来ているとか。
うあー@!
テントが多いぜ!!
バイクの種類は半分ビジバイ、半分オフ、あとなんかヘンな奴って感じです。
ビジバイはカブだけでなくメイトやバーディも居ました。
いろんな車両がいます。
もし自分が家から出発していたなら?と考えると、やっぱりアイリスのKV540を付けて来て後悔してたんじゃないかなと思う。だって荷物は積めれば積めるほど快適装備になるもの。
今回はカブを現地で引き取ったので、元から付いていたNEWラゲージボックスMに収まるだけの荷物を選ばさるをえない状況が幸をなしたようです。
でもまだ無駄だらけだから次来るときにはもっと荷物を減らしたいと思います。
Twitterで有名な粉のかたとか、オフローダーの方々が来られていたので声を掛けたらノリノリで絡んで頂きました(笑)
一旦別れてしばらくして「(あっ記録にテントの写真でも撮るかー)」と思い近寄るとなんと鍋をごちそうになってしまいました。カニうめえ。超贅沢。
とまああっちこっち色んな所へ行って写真撮ったり喋ったりしていましたが、例の「北の地にて飲み交わす」約束を果たしましょう。まあ多分3回目くらいなんですけど。
さて___
ここに来れたことに、感謝を。
この場所でもう一度会えたことに、乾杯を。
2016年をシメめる
何を想い、何に突き動かされて、60台のバイクと60人ものライダーはこの場所に来たのか。
タイヤを作り、アイシングの対策に四苦八苦し、自身の装備を揃え、積荷に迷い、多大な手間を掛けて、それでもなおこの過酷な大地を走るのはなぜ。
或る者は凍結したキーシリンダーをドライヤーで解凍し、或る者はチェーンが切れてこの大地を去ってゆく。
頼れるのは自分と装備とバイクだけで、頼りないのはその全て______
0時になろうとしていた。
仮眠をとっていた人たちがテントから顔をだし、もそもそと最北端モニュメントの前に集まる。
シュッと音がして、夜空にこじんまりとした花が咲く。
遅れて、新年を告げる音が響く。
旅人たちは歓喜し、肩を抱き合ったり、ハイタッチを交わしたりして、この場所で年を越した喜びを分かち合う。
そうこうしているうちに記念撮影が始まり、自分もOGKのヘルメットの中で上気したままフレームに収まった。
出典:宗谷岬年越し カウントダウン後の写真(2017年元旦) - 大志たことじゃないですが
半ば衝動的に、ここまで来た。
何を想いこの場所までやってくるのか。
人によって理由は様々で、少なくともこの年の自分にとっては、それは結局、憧れだったんだと思う。
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(この記事は、前ブログ「heliumucublog(雨の音、カブの音)」からインポートし、多少編集を加えたものです)
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