前: 18.12.28 年越し宗谷岬18 #2 上陸一番乗り - 青パーカーの書き散らし
おはようございます。
昨夜は4時まで走っていたので、2時間睡眠くらいです。
フェリーで寝た分があるので、これくらいの仮眠でも充分。
寝るときはこんな感じで、キャプテンスタッグのマットを敷いて寝ました。
写真を見るとフロントキャリアにエアマットが載ったままなので使っていないです。
気象庁のサイトで確認すると4:50時点で-10.2℃...。昨晩の路肩温度計が9の字だったので大体予想通り。
これでも、去年までの銀マットだけの状態に比べたら随分マシになりました。
さて、起き上がったらパッキングして、北海道にしちゃ珍しい"ローソン"という名のコンビニが隣りにあるので、歩いて軽食を買ってきました。
しばらく、この道の駅・サーモンパーク千歳で時間を潰します。
▲ タイヤはダメ状態
昨夜小樽を走った時、国道5号のザフ雪で非常にハンドルが取られたことがありました。
あげクンを食べながらこれについて考えていましたが、結局結論は出ませんでした。
この車体の特性なのか、タイヤが駄目になっているためなのか。
去年、私が今使用しているのと同じベースタイヤで、ちゃんとしたチップピンを打ったスパイクタイヤを使ったじゅえるーんは「確かにざふ雪には弱い」と言っていたので、タイヤの線が濃厚かな?
遠く広島の地よりやってまいりました、デミ男さんです。
嘘です。しゃみじ氏、バイスブルーのリトルカブに乗る方です。
新千歳空港近くでデミオをレンタルして、北海道旅行されるようです。
宮島型携行食料<もみじ饅頭>を頂きました!
さあ、前に進みましょう。
現状の目的地は美瑛です。
フェリー乗船前にBONSUNを発注、届け先を美瑛にしたため、美瑛までたどり着けば今より格段にマシなスパイクが手に入ります。
昨日美瑛を目指さなかったのは、苫小牧港というエスケープルートを確保しつつ現状態で走れるかの見極めのため。
しかし思ったよりもアスファルト路面が多くて見極めが十分ではないため、国道274を東に進路を取り、「走れる」と判断できれば日勝峠を越えて帯広経由で美瑛へ、「完全ではないものの亀な速度で走れる」くらいなら占冠から北に進路をとって一直線に美瑛へ行こうか、という画を頭で描いておきます。
千歳市町外れでガソリンを入れて274に乗り、市街地から抜けて郊外セクションに入ると路面が圧雪になってきました。
恐る恐るアクセルを捻って、ずっとまっすぐな道を走る...
朝方にタイヤを確認したとおり、やはりピンは殆ど無くなっていて、硬い路面であれば食わないはず。
今こうして走れているのは、まだ圧雪が完全ではなくて、タイヤのブロックの高さによって辛うじて食っているような状態か、それともマディな路面の上のモトクロッサーのような状態か?
いずれにしても薄氷の上で踊っていることに違いなく、バランスとグリップの為に出している左脚をステップに戻せば、その瞬間グリップが抜けてしまうんじゃないか?という恐怖に汗を凍らせながら、慎重にマシンをコントロールします。
・・・遠くに信号が見えて、黄、赤と変わったのでアクセルを戻す。
次に、リアブレーキをポンピングする。
すると、前に乗った荷重と、リアタイヤのグリップが抜けたせいで、車体のケツから横にむき出す...。
マズイ!と思ってハンドルを逆手に切ってバランスを取ったら、進行方向に対して90度以上回転した状態で止まりました。
これはアカン...近くにセイコーマートがあるようなので、そろりそろり走ってピットイン。
今日は30kmも走ってないけどもう限界だ。
路面はこの上なく素晴らしい圧雪なのに、まともにグリップしない。
こうなった経緯は...直前までタイヤを用意しなかった計画性の無さと、タイヤを自分で作らなかった横着と、それから...。ああ、今考えても無駄だ!
工具箱にカッターナイフを入れているので、少しでもグリップを高める為にタイヤにサイプを刻みました。
ホットシェフのザンギを食べたりしながら、約1時間掛けて再度走るための準備を整えます。
この一年、このときのためだけにアルバイトして、このバイクを作ってきました。
いや、3年前、ひょっとすると4年前からの悲願だったと言っても間違いではないかもしれない。
でも、このような状態で前に進むことは出来ない。
今日走った30kmを戻って、それから最寄りのフェリーターミナルまで走る。
走行121.2kmの地点で折り返し。
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(この記事は、前ブログ「heliumucublog(雨の音、カブの音)」からインポートし、多少編集を加えたものです)
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