現在動く状態のバイクはCLしか無いのですが、CLは色々と課題を抱えています。
その一つがリアサス硬すぎ問題です。
CLを起こしてからここ1年ほど、ずっと使えるバネがないか探していましたがついに見つかったので、流用元のモンキーのサスの分解方法も一緒に書いておきます。
バネの検討
CLのリアサスはYSSのTL125用E302ツインショックを装備しています。
これは元々リトルカブに付けていたもので、フロント17インチ、リア14インチに合わせるため385mmのこのサスを流用しました。
▲ リトルカブに装着したYSS E302
余談ですが背景は新日本海フェリーの小樽フェリーターミナルです。
焼き付いたとき。
YSSはオプションでバネ単体の購入もできるのですが、私の持っているE302の標準バネが240mm 10-15N/mmで、その下が220mm 8-12N/mmしかありません。しかしどこのショップでも売り切れになっていて購入できませんでした。
ちなみに内径は46mm、E302にはプリロード調整機構があるので多少自由長が短くても取付可能です。
そんなこんなでなるべく使えそうなバネを探していたのですが、ついに発見しました。モンキー125用です。
先日の房総半島ツーリング時、八馬力さんのお師匠さんのモンキー125を見てギョヨヨヨヨーンとニュータイプみたいにひらめきました。
モンキー125のリアサス分解
ちゅうことでヤフオクでモンキーの純正リアサスペンションを仕入れてきます。
今回は4000円くらいで購入できましたが、過去2000円台で出ていたり、かとおもえば1万円オーバーのものがあったりと時の運です。
カブと違って贅沢バイクなので、中古市場は安定していません。
観察してみた感じ、上の方にロックナットが取り付けられているのでそれを外します。
分解工具が使えるのですがちょっと走らないといけない場所にあるので、今回はタイラップ攻めにしました。
右下に見える青いものは初音ミクのクッションです。
ロックナットはここです。
これを14mmの破廉恥でクィッと回してやればOKです。
これでショックとバネが分離できました。
YSS E302へのバネ移植とCLへの取り付け
左がYSSのバネ、右がモンキー125の純正バネです。
こうして並べてみるとほぼ同じに見えますが、モンキー純正のほうがバネ径、自由長ともに少々小さいです。
諸元を控えるのは忘れていました。
YSSのサスはプリロードを限界以上に緩めるとバネがスコスコ動くようになるのでその状態でお皿を取ればバネが外れます。
同じ要領でモンキー用のバネを入れてからお皿を直してプリロードアジャスタを締め込めばOK。
こんな感じで出来上がりました。
センターが出ていないのがちょっと気になりますが、時間ができたらモンキー用の座金も移植したいと思います。
イケメンになりました。
走ってみた感想は、、、ちょっとプリロード高すぎるのかあまり恩恵を感じられませんでした。
ひょっとするとモンキー用のバネではまだ固いのかもしれません。
時間ができたら限界までプリロードを抜いてみようと思います。
22.7.21 追記
プリロードを上から28mmくらいにしたところめちゃくちゃ動きが良くなりました。
もともとを測ってませんでしたが大きく緩める方向です。
試走してみると、駐車場のギャップを踏んだ時に残ストが目視1cmくらいになったので30mmに増しておきました。
めちゃしなやかなです。
今まではMRDを着けていて後ろ荷重によってフロントの設置感が無い→帳尻合わせるためにプリロードマシマシで乗車時の車高確保とアクセルオンでのリアの沈み込みを抑制ってな感じのムチャクチャなことをやっていました。MRDを外した状態では、10−15N/mmのバネはプリロード限界まで抜いてもすっげえ硬かったです。
でも、どちらかというとバネを変えた恩恵よりもMRDを外した恩恵が大きそうです。
アッ、ピボットシャフトがギシギシ言っていたのでグリスを塗っておきました。
ピボットがギシギシいう時は紛れもなくグリス不足です。
モリブデンは流れやすいので、ズボラーさんはMPG(リチウム)あたりを使うと良いでしょう。
おわりに
今クールはリコリス・リコイルがおすすめなので見てください。
仰げば〜尊死〜♫
現場からは以上です。
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