青パーカーの書き散らし

宗谷岬でまた会おう。旅の記憶と知識の記録。

20.11.15 年越し大間岬? 準備状況1

本格的なバイクシーズンの到来に合わせ、毎年10月11月から準備を進めています。
去年(2019年)は結局何もかも完成せずに冬の間はおとなしく車に乗っていたりしましたが、一応のところ準備はしていました。
確か一昨年にレスポンスが良すぎる&ジャダるしミートポイントがギチギチのクラッチのせいでツーリングで使うと乗り手の疲労で死にそうになことがわかったんですよね。
なんとも贅沢な悩みかもしれませんが、2019年始に国道41号を白河町から美濃の盆地へ走っている時、疲労がたたって気がついたらヘルメットのままベンチで気絶していたのを思い出します。


それを解消するためにヘッドを安物に置換、排気量ダウン、ハンドクラッチ廃止→CDのミッションが使えなくなるため焼きの入っていなさそうな大陸製ミッションとかとか試していた記憶があります。
そして完成したエンジンでいざ会社の人とツーリングへ行ったもののイマイチな感触で、残された1ヶ月の間に改修するには、社会人一年目の収入状況を考えると難しい判断となりました。

そんなわけで去年は四国に行っていました


明けて2020年。

圧縮を下げて排気量を105ccに戻しました。
85ccでしばらく乗っていましたが、どうも105ccに合わせて作った吸排気との相性がイマイチのようでトルクが出ません。
ノーマルの85よりは全然速いですが、やはり簡単に作れるところでは105が良いような気がします。


夏頃にはアンチリフト、Fサスアームレバー比変更、リア14インチ、4cmロングスイングアームを導入。
リア14インチは学生の頃に思いついたやつですね。本格的にやり直しました。
シェイクダウンのツーリングで色々と課題を洗い出して、今日までに対策済み。
狙いとしては、リア14インチ化とリアサス変更によるによる瞬発力のアップとキャスター角の適正化、アンチスクワット効果の増大、それによってホイールベースが短くなることを防止するためのスイングアームロング化による適正化といったところです。



(2017年、学生時代にもクロスカブのサスで似たようなことをやってました)

果たして効果はあるのか?というところでは、私はこういう感覚がかなり鈍いんですけど効果はあると感じられます。
リアがちゃんと接地している感覚と、目視での確認になりますがタイヤの減りが明らか早くなったこと、キャスター増でハンドリングが安定しました。
バネが硬い気がしますが、高速域ではいい感じの気もします(動画を取りたい)。
ちょっとピボットシャフトの動きが渋いのですが、どうも社外のスイングアームのセンターが出ていないみたいです。
また、このサス思った以上にストロークしているみたいなのでチェーンガイドローラーを取り付けました。
サスの逃げ確保のためチェーンガードもオープンのものに交換。

リア足回りは以上の通りで上々な感触。




(Fサスアームレバー比変更...効果は?)

リアはこんな感じで良しとして、アンチリフトの良しに対する悪しが結構大きい。
良しの部分はもちろんブレーキング時のフロントリフトがなくなったこと。これはボトムリンクの人がアンチリフトを求める理由です。
悪しの部分は①コーナーや縦ギャップで左右に"ブレて動く"感じが気持ち悪いのと、②高速でギャップを踏むと突き上げる感触が酷いこと、並びに③ブレーキングでハンドルが前に「カクッ」と動くことです。

①カブのアンチリフト機構の力点は、通常のボトムリンクに比べてアクスルシャフトから遠くにあります。
左右で力点の位置が異なることで、ブレーキング時に振れる感じがあるんだと思います。 また、ジョイントの数が増えることでコーナリングや切り返し時にグニャァっといった感触が生じるんでしょうね。

②よくわかっていないです。
うーん、静止時に車体を前方向に動かしてもあまり動かず 縦方向に動かすとストロークすることから、車体の並行方向への衝撃に弱く、飛んだ後の着地時などはちゃんと動作しているのでは無いかと思っています。
ルクアームのゴムブッシュの動きが渋いことが原因かな?と思っているのですが、何でしょうね。
→20.12.6 解決しました。次の記事に書きます。

③は②と似たようなところで、ゴムブッシュのガタじゃないかと思っています。
ステムシャフトの手で回すナットがゆるいとかは......考えたくない(笑)
→20.12.6 解決しました。ステムシャフトでした...

①は激しい動きをすると気になるのですがとりあえず放置。
②③の対策として、ひとまずカブ&ピースのneriさんにベアリング化トルクアームの製作をお願いしました。
どうなることやら。


あと今年今日までにやったこととしては下記のような感じ。

  • サブライトの上方向への散乱防止板作成
  • フロントアルミリム化
  • 風防取り付け
  • オイルテンプメーター取り付け
  • ヘッドライトLED化
  • ジェネレータ加工→ジョルノ系社外レギュレータによる全波整流
  • ディジタルCDI導入


ちなみに、半波整流から全波整流にしたときの電力実効値は2/√2=だいたい1.414倍になるはずです。
基本中の基本ですが、余剰電力は熱や他のエネルギーに置換されるため、レギュレータやバッテリーのことを考えて発電のし過ぎはNG。
レギュレータは内部のレジスタンスでジュール熱に、バッテリーは鉛と硫酸の置換が限界に達すると電解液中の水を消費し、酸素と水素へ分解する反応に電力を使いはじめます。

なので...発電量を増やしたら、その分負荷を増やすのが基本。
今回ヘッドライトをLEDにしましたが、消費電力はハロゲンと大差ない製品だったので...
前にウインカーポジションを作ったのでその常時点灯と、増設したサブライトぶんと考えています。


車体系の残項目は下記

  • タイヤ作成
  • キャブ
  • キャブヒーター
  • グリップヒーター
  • 増槽
  • USB充電器系

キャブはPE24にしてみましたが、完全にオーバースペックでトルクが出ません。相性だと思います。
ちょっと試せるだけ試して改善さないようならミクニのフラットに戻します。

増槽はじゅえる氏のやってることを見て本格的に外付けを考えだしましたが、どうも時間がない気がします。
ゆくゆくはタンク別体式にしてMDなりCTなりのタンク導入を考えたんですけどね。
なにかのタンクを加工してベトキャリにくくりつけるくらいでも良いような気がしますが...。


ともあれ、今年はこんな具合です。
去年よりもよほど進捗が出ているので、何かなければ今年こそはまともに動けると思います。

はじめて年越し宗谷の夢を見た5年前。
JA07で初到達した4年前。
そして雪辱の2年前。

5年越しに、例のリトルカブで目指します。

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