青パーカーの書き散らし

宗谷岬でまた会おう。旅の記憶と知識の記録。

22.12.29 歳末鉄道紀行#2 長野縦断

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2日目

起きて上田城に向かう。

学がないので上田城がどういう城なのか知らなかったけれど、足を運ぶ前から、なぜこんな平地にある城が有名な城なのかが気になっていた。働くときは、なぜ?とどのように?が重要だと思う。これができることで社会人としての第一歩が歩み出せる。でも人に向かって言う場合は、やりすぎはハラスメントになるので注意しよう。

話を元に戻すと、城っていうのは小高い丘や山に囲まれた場所に作ることで攻めにくくする狙いがあると思ってた。

上田城公園に国の史跡に指定された理由が書いてあって、それを読むと「千曲川、神川と太郎山という山に囲まれていることで天然の要塞と化しており、関ケ原の戦いに際して真田が立てこもり、豊臣方の足止めをしたことにより天下の名城と言わしめた」という歴史による実証があるらしい。

もしからしたできるかもしれない。
もしかしたらできないかもしれない。
その際の部分に挑戦したい。

大谷翔平

大谷翔平に感銘を受けながら、しなの鉄道篠ノ井駅
そこから篠ノ井線

姨捨(おばすて)駅でスイッチバックしました。
これが噂に効くスイッチバック...こんな感じなんですね。

おもしれー駅...
姨捨、いいじゃないっすか。

松本でE126系を下車、信州からあげセンターで昼食。
あまじょっぱい味付けで、信州の味なのか?と思った。埼玉では、ただ唐揚げと注文して出てくるものがあまじょっぱいことはないと思う。

313系 E127系

塩尻で乗り換え。

辰野。
昨日Twitterでやったアンケートの結果が「飯田線に乗る」だから飯田線に乗ります。

岡谷って書いてあるから岡谷行きだと思って乗ったら岡谷行きだった。何を言っているかわかんねだろうが俺も(ry
岡谷バイパスって名古屋かどっかのバイパスでしょ?と岡谷の人に怒られるような勘違いを起こして、南に行きたいのに北に行っていました。

1時間くらい休みになるかと思ったら、辰野の次の駅で同じホームに天竜峡行き(逆行き)の鉄道が偶然止まってたのでGet 事なき。

暇暇暇暇暇ひまヒマ!!!
マジで暇すぎる!
どうやら自分は鉄道旅行に向いていないらしい。

パソコンでも広げて物書きしようと思ってたけど、ボックス席が取れなかった。
多分取れてたとしてもパソコンだと酔うだろうから出来なかったと思う。でもここはコンディション次第かも。

携帯、そう携帯でも頑張ったら書けるんですけどね、書くスピードが段違いで。
仕方がないので酔わない程度にKindleで漫画を見つつ、たまに天井見上げて、ブログ書いてしてます。

ここで漫画紹介コーナーです。
最近オススメの漫画は、政宗くんのリベンジと昨日の夜見つけたワンナイトモーニングです。
あとチェンソーマンがアニメ化で人気に拍車が掛かってるみたいですね。13巻が年始に発売なんで待ち遠しいっす。

ワンナイト・モーニング (ヤングキングコミックス)

クソみたいにケツが熱いシートと共に伊那谷を南下してゆく。

寝てたけどまだ伊那にすら着いて無くて、そっからずっと起きて天竜峡まで。
豊橋まで直通じゃなく、天竜峡で乗り換えるんす。

天竜峡駅を出てすぐ右手にある時路屋で中華そばをいただく。一杯700円。

おばちゃんが一人でやってて、時代遅れの完璧な中華そばが出てきました。
硬いシナチク、何かの味が染み込んだチャーシュー。
これ、なにの味か分からないんですけど、なにかの向こう側が見えるような時間を超えた味を感じる...。

ずっと鉄道乗ってた鬱憤を晴らすために歩いてみるけどマジなんもやってない。
真っ暗な町に車だけが何台も通り過ぎていく。

雪国の人ってのはすごくて、ノッキングしてようが、ハイブリッドだろうが、軽自動車だろうが、とにかくアクセル全開で加速していく。いや、全開ってのは言い過ぎかもしれんが必要以上に踏んでるのは見てれば分かる。グリップ走行のセンスあるよ。

天竜峡

暇なので歩きながら考えてみた。
なんで4年も社会人やってんだろうか。

たぶん、何かに縋り付いてなきゃぶっ壊れてしまうような気がするから。
狂うように取り組めるものか守るモノが無いと、人は簡単にぶっ壊れる。
守るものはないので、だからとりあえずなにかに引っ付いておく。
ふと、そう思った。根拠は無い。

私は今のこの場所が追い求めていた場所だと思っていたんだけれど、たどり着いた場所には何もなかった。
でもこの場所が、登山に例えるならエヴェレストに続く本当の最初の場所、カトマンズのはずなんだ。
今はエヴェレストには行けないかもしれないけれど、この場所に居さえすればいつか行けるかもしれない。
だからずっとカトマンズに居た。

JR東海 天竜峡駅 213系

カトマンズは快適だった。
そして古き良き町並みがあり、人々の情に溢れた良い場所だ。

でも、4年も過ごしてようやく分かった。
カトマンズは思っていたような場所ではなかったんだ。
ひょっとしたらチェンナイか、もしくはベトナムのダナンあたりに間違えて飛んでいたのかもしれない。
それくらい、カトマンズとエヴェレストは遠かった。

学生の頃は狂っていたんだ、バイクと、旅に。
でも、積み重ねた惰性の年月に追いかけていたのが虚像だということに気がついてしまった。
蓋をされて行き場を失った情熱には、蓋を開けるほどの力は、もう残されていない。

カトマンズに居る意味はもうない。
私は今、このダナンともチェンナイともとれるカトマンズを離れようとしている。

あとがき

五臓六腑に染み渡る快活クラブのポテトを頬張る。
五臓六腑に染み渡る松屋コラボのバーガーを食らう。
今日の快活クラブはジュースの原液が多くて、混合比が神がかっている。
風呂に入ってイケメンになった。
明日も、風呂に入ればきっとイケメンになれる。

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