青パーカーの書き散らし

宗谷岬でまた会おう。旅の記憶と知識の記録。

22.12.28 歳末鉄道紀行#1 脱関東

2022年の年末。

疲れ果てた社壊人なので、今年はバイクにも車にも乗らず、青春18きっぷで3日かけて鉄道で帰ってみた。
Twitterで実況しながら動いていたので、大体の感じはTwitterから御覧ください。

1日目

首都から見れば辺境と言っていい埼玉の地から、シャレオツな街・新宿まで地下鉄で出ます。
一度地上に上がって、Appleの前を通ってJRの新宿駅へ。
ちなみにこのApple Storeには一週間前に来ていて、ここでiPhone13 miniを買いました。
今回の写真はすべてこのiPhoneで撮っています。

それまでiPhone8だったのですが楽天モバイルの電波を若干つかみにくく、KDDIの電波を掴むもんだからすぐにパートナー回線の容量オーバーになっていました。
それがだいぶ改善されたもんで、2022年のベストバイだったかもしれません。
固定回線も持ってなければポケットwifiももう手放したので、今は恐怖の楽天モバイル1本体制です。

きっぷ売場の指定席券を買えるマッシーンをポチポチ押して、1万2050円を入れるとチケットが出てきます。
横長のこの券が『青春18きっぷ』ってやつです。
学生時代に他人のやつを見せてもらったことがあるので初見というワケではないですが、自分で使うのは初めてです。

使い方が分からず、一緒に出てくる4枚の説明書が書かれた券を見てみると自動改札は使えないらしい。
マジで鉄道シロートなんです。

こんな感じで、オレンジ色の中央線で高尾まで行って、中央線から青色の中央本線に乗り換えます。
本線とか、本線じゃないとかはどんな違いがあるんでしょう。

乗り換え待ちは20分で、ついに首都圏を抜ける感覚。
いつ行っても列車が来る環境からの脱出。

藤野という駅で下車。
青春18きっぷ下車前途無効が無く、どこでも降りて乗り直せます。

駅を出て、こじんまりとしたロータリーをまっすぐ国道20号の方へ進むと右手にある『風里』というレストランでお食事。
焼き肉なんかどうですか?と言われたので焼肉定食を。
味噌が少し焦げていて旨い。水も甘くて旨い。

でも、途中下車して行く先って駅前くらいしかなくて不便ですね。

トネ・コーケン氏 小説スーパーカブに登場する恵庭椎のパネル 北杜市小淵沢町 トネ・コーケン氏 小説スーパーカブに登場する礼子のパネル 北杜市小淵沢町

藤野駅で再度駅改札を通って、一本あとの中央本線に乗りなおして甲府盆地へ。

小淵沢まで来ました。
みなさん、こういうのがお好きなんでしょ?

首都圏から抜けたとは言ってもまだ関東圏のすぐそこなので、すぐに列車が来るかなと思っていたんですがなかなか来なかったです。
普段と違って、イージスも持ってきていないのでホームで待つのはかなり寒かったですが、電車の座席がべらぼうに暖かくてすぐに温まりました。

JR東日本 路線図
路線図:JR東日本

さて、ルートですが、小淵沢小海線へ乗り換えることにします。
その後はしなの鉄道で上田まで行って、篠ノ井線塩尻に戻ってきてから飯田線、あとは適当に米原まで出れば帰れます。

3日くらい掛けて帰る予定だったので、余裕があるんです。
鉄道は路線が続く限りどこへでも行けるところがいいですね。
でも、路線がないところには行けないので、空間的な自由はないみたいです。

小海線のキハ112に乗り込みました。

小淵沢では、駅の周りをちょろちょろ歩いてみましたが、馬が有名なことと、駅舎でピアノが弾かれていることくらいしか収穫はありませんでした。
馬は武田信玄の時代から名産になっていて、7月にお祭りがあるみたいです。

小淵沢にて「馬のまち祭り」が開催されました! - 山梨県北杜市公式サイト

ちなみに駅の上は展望台になっています。
埼玉の夜よりも静かな町ですね、山の間にギッと詰めたみたいな街です。

列車に揺られながら、遠くで層になっている雲を眺めます。
都会の電車に比べてサスペンションがしなやかでよく動く気がする。
家族連れがボックス席でババ抜きをしている中、列車は良いエンジン音を出しながらだんだん高度を上げていきます。

・・・。
甲斐大泉駅の付近で雪が出てきて、JR最高所の駅、野辺山駅へ。
生来酔う人間なのでここらへんで限界になって一旦降りました。
駅周辺には開いているお店が無かったので2kmほど歩いてセブンイレブンで山賊焼き丼を摂取。

次に来たキハ110に乗ると、あまりエンジンを吹かさずに佐久平の方に下っていきます。

小諸駅 あの夏で待ってるパネル

オタクなのでサブカルチャーが好きなので拝んできました。
名作中の名作、青春×夏の雰囲気を感じたいときに見てください。
10年来見ていない気がするので、帰ったら見よう。

www.ichika-ichika.com

しなの鉄道のクハ115に乗り換えて上田駅で下車。
こっちは『サマーウォーズ』の舞台ですね。

以上、1日目終了。

あとがき

丘を登って、快活クラブに行く。
快活クラブに入店して、フラットシート、禁煙、寒くなさそうな中央付近の座席をチョイスする。
快活クラブのジュースと快活クラブのソフトクリームを席に運び、パソコンから快活クラブのラーメンを注文する。
店員さんが持ってきた快活クラブのラーメンを食らい、快活クラブのシャワーでイケメンになる。
人は垢まみれで生まれてくるのだ。だから、シャワーを浴びればみんなイケメンになる(暴論)。

この世の中、快活クラブがある場所に行けば安価に壁と屋根が手に入る。
気がついたときには、いつの間にか快活クラブに飼いならされていた。

次: 22.12.29 歳末鉄道紀行#2 長野縦断 - 青パーカーの書き散らし(旧:heliumu-cublog)


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