▲ 今年は行けそうにないので去年の写真。
月日は過ぎるものである。
2015年春から始めた当ブログもちょうどこの春で10年が経った。
10年の節目に気づいたが、奇しくも第一回 富士カブミーティングと同じ年にはじめた。
▲ 日本一周(2016, 種子島)
その間にカブで日本一周して、冬の北海道を駆け回って、エンジンを壊して、壊して、壊して、就職して、最後にまた壊した。
未完成: 16.06.05 【日本一周1日目】小浜→CC京都→米原 - 青パーカーの書き散らし
人とマシンを破壊するラリー:
20.11.15 年越し大間岬? 準備状況1 - 青パーカーの書き散らし
▲ 焼付き、クランキングできないカブ(2021元旦, 枝幸)
車に乗って、ミニバイクレースをして、腰を痛めてレースをやめた。
その間にも日常の中にカブはあって、いつしかツーリングの手段として選ばなくなった。カブだったら腰が痛くてもいいかと思って出てみたレースもあった。
これを書いているとき、私は西武線の沿線に住んでいて、カブには乗っていない。
近場を走り回るには道が混んでいて、ツーリングに行くにはカブでは時間がもったいなさすぎるのだ。
"カブ"という題材を通してこのブログを始めたが、気がつけばカブ以外の内容も多く書いたと思う。
2015年、当時まだ17歳だった幼き自分の言葉を眺めると、ついこの間だったような気持ちになる。と同時に、まるで遠い世界のことのようにも。
それを逆の視点でみると、今の私は17歳の頃の自分からするとすごく遠い場所に居るのだ。
しかしそれは、紛れもなく過去の私の延長線上にあると実感している。何光年も彼方の星のようなものではない。
つまり、今を創るのは過去であり、それは日常の連続ということだ。
それはこれからのことにも言える。
この先の自分が見るものは、今の自分が創っていくのだ。
▲ 広い世界を見させてもらった(2016, 佐渡ヶ島)
さて、2025年、Hondaは50ccのカブの生産をやめる。
それに、認定型式BA-*までの鉄のカブは中古市場で出回らなくなってきている。
いつまで続けられるか。
おじさんになったらもう一回乗ろうと思っていたが、その時分にはもうカブという乗り物は、部品含めきれいに無くなってしまうのではないか。
ICE終焉の時代、もう補修パーツも最終生産を始めていてもおかしくない。
日本でのカブの趣味は、既に消耗戦に入って久しくないのだ。
いまはカブには乗っていないが、しばらくしたうちにまた乗ろうと思う。
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